□シャンプーとトリートメントの目的
まず、シャンプー剤とトリートメント剤の働き・目的を簡単に・・・
シャンプーの第一の目的は毛髪や頭皮の汚れを取ることです。
汚れとは前回書いた内因性・外因性の汚れの2種類
これらの汚れは、油の性質を持ちお湯だけではなかなか落とすことが出来ません。
そこでシャンプー剤のローリングアップ現象で洗浄していきます。
次にトリートメント剤は・・
カチオン界面活性剤と油剤、コンディショニング成分が入っており
自分の持つ+の性質によって毛髪の-に結合します。
簡単に言うと
シャンプーが-のイオンを持ちそれに付着するトリートメントが+。
他にはカラーマニキュアやホコリが+などです。
その働きによって毛髪全体がやわらかく、しっとり落ち着くようになり
また毛髪の静電気を抑える働きがあります。
□美容専売品と市販の商品の違い
市販のシャンプーがどんなものか知らないので
カラー剤で比較してみたいと思います。
市販のカラー剤とサロンカラーの違いの1つとして
アルカリ剤の違いがあります。
髪を明るくしたり白髪を染めたりする際に必要な成分なのですが
このアルカリ剤が髪に残ることで髪のダメージが増します。
(市販)
モノエタノールアミン
匂いが少なく気化しにくい→毛髪に残留しやすい
毛髪によっては明度が上がりづらい
(サロン)
アンモニア
匂いは強いが気化しやすい→毛髪に残留しにくい
などの違いがあります。
アルカリは抜けるまでに100日前後かかるというので
市販のカラー剤だと常にカラーのダメージを負っている状態ということになります。
市販のカラーは安く・匂いが無くというのが好まれるため
アンモニアよりも安価なモノエタノールアミンをつかってるみたいです。
シャンプーにも同じことが言えて
市販のシャンプーは匂いがいい・使い心地がいい・安いをコンセプトに作られているため
使える材料費が決まりシリコン・香料に頼った商品になるということです。
サロンの商品は一見高価に見えるかもしれませんが
それだけ中身が市販の物よりお金かかってるんだよーってことで
次回また違うことを書きたいと思います☆
墨田区墨田 美容室 桃丸ジャパン ブログ担当 哲丸